仕事を探そう。

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 ギルティアは、美琴の居る方へ顔を向ける。  すると目に写った少女は、とても真剣な面持ちを見せていた。  その表情にギルティアは、からかうような視線を美琴に向ける。 「何畏まってるんだ? 言いたい事があるなら言えよ。俺にできることなら、力貸すからさ」  美琴は、ぱっと顔に笑みを広がらせた。それは、まるで花が咲いたように可愛らしい。  ギルティアは、笑みを深くする。それもまるで勝ち誇っているような様子で。  そしてまた水汲みを続け始めた。  その顔を見て美琴はむっとふくれた顔を見せるが、すぐにそれを引っ込めるとまた真剣な表情を見せた。 「仕事がしたいんだ。できるなら、自分の力が活かせるもので」  ギルティアは、思わず後ろを振り返った。  その視線の先で美琴の真剣な眼差しが自分に向けられている。 「【陰陽師】とかいうやつか?」 「そうだ」  その答えに、ギルティアは怪訝そうな顔を見せた。  そして腕を組み、どうしたものかと考えている風を見せている。それも眉間にしわを寄せて。  ギルティアの反応を見て、美琴は期待しているような、不安なような複雑な表情を見せていた。
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