プロローグ

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私はその時苦しい恋にやっと終止符を迎えたばかりの頃で、自分の仕事場にちょっと変わった空気を持った彼が居る事は気づいてなかった…。(笑) 彼は同じ階の別の課の人。 何故か存在感がかなり無い。 沢山の年輩の人に囲まれてるせいか、1輪の花のようだった。 何だかか細い、吹けば飛ぶ、かなり若く見える大学を出たばかりのような風貌だったょ。 彼は前野といった。 仕事がズバ抜けて、出来る訳でも無い。 周りの人の彼を囲む空気がちょっと違う。 …ナゼ? 最初の疑問は、大した事ではなかったらしく、2日3日絶つと、わたしの中から、消えていた…。
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