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「まぁ、それもしゃあないんちゃう?」
「またそうやって!ユズはちょっと『執着』ってもんを覚えた方が良い!」
「そう言われてもなぁ…」
あと数歩で商店街が途切れる、という所でわたしと直は立ち止まった。
直はここの花屋さんの娘で、一緒に帰る日にはいつもここで別れる。
「ほな、ね」
「日曜日忘れんといてよ!無関心ガールのユズにエイトの良さを教えたる!ばいばい!」
そう言いながら直は大きく手を振って店に入っていった。
わたしはそれを見てから再び歩き始める。
ちょっと行った所に駅はあって、鞄のポケットから定期を出すと自動改札機に通してホームに入った。
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