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我が校の購買部は、階段を降りるだけで行ける結構身近な距離にある(わたしのクラスの教室は階段の隣にあるからこれまたラッキー)
だからわたしは毎日、それも1日3回(朝登校してすぐ、昼休み、放課後)通っていて、おばちゃんとはもう親友になってしまっている。
3階から1階まで降りてきたわたしは購買部のおばちゃんにパックのイチゴミルクとジャムパンを500円玉と一緒に渡した。
「はい、おつりね」
「ありがとぉ」
ほわっと笑うおばちゃんにつられて笑い返し、たった今買ったジュースとパンを手に持って振り返った。
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