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「僕はもうやりおわりましたよぉ。貴女と一緒にしないで下さいなぁ」
…さいですか…
まぁ…この男は料理だけは早いからな
「あ~、そういえば今日から新しい門下生入るの聞いてますぅ?」
「いや。初耳だ。」
待て…師範代の僕より先に何故コイツが知ってるんだ?
「なんでも、この道場初の魔族さんらしいですよぉ?」
「げ…マジですか…」
この世界では人間と魔族が共存してる。
でも…この世界に移り住んできた人間をよく思っていない魔族も多い。
だからこの道場にも魔族が門下生として入ることはいままでなかった。
「面倒な事にならなきゃいいけど…」
「師範代がそんな事言わないで下さいよぉ。これも魔族と仲良くなる第一歩ですよぉ」
「仲良く…ねぇ」
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