複雑な恋

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  阿「は?…三橋、それ本気で言ってんの?」 三「う…うん。」 栄(あ、三橋だ!真剣な顔して阿部と何話してんのかなー?) 俺は二人の会話が気になり、こっそり近づいた。   それが間違いだった。     阿「…ごめん。俺はお前の気持ちに応えれないよ。」 アレ、アレ?なーんか、顔色曇ってんぞ。     三「う…そう、だよね。」 三橋も泣きそー。止めに出るべきかな?     阿「じゃあな。」 阿部はそそくさと三橋から離れていった。     栄(喧嘩じゃなさそうだな。) ホッと胸を撫でおろすと。     三「っう…ヒック!」 栄(えぇ?!💦) 突然三橋は堪えていた涙をドッと溢しだした。     栄「三橋!?どうした?」 三「ひっ!…あ、さかっえぐち、くん。」 泣く三橋の背中をポンポン叩いてなだめる。     三「お、おれっ…アベくん、に…ヒック、         『告白』       したんだ…。」   …え?     告白?三橋が?     三「でもっ…アベくん、はオレの、ヒック 気持ち…には応えれない、よって。」 途切れ、途切れに事情を説明為てくれる三橋。     栄「…三橋、そういう時は思いっきり泣く方がスッキリするよ。」 耳元で優しく囁き、にっこりと笑いかける。   何かの箍が外れたんだろう。三橋は一時涙が止まらなかった。     三橋は阿部が好きだったんだ…。   でも阿部はそうじゃなかった。   もうけっ!不謹慎だけどいいよね?     だって俺は三橋の事が好きだから。   三橋は今心が弱ってるから………     三橋に『栄口君が好きだっ』って思わせてあげるよ。   END
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