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三「い、いらっしゃい アベ、くん!」
笑顔で招き入れてくれる三橋がどうしようもなく可愛い。
阿「今日はどうしたんだ?家に呼んだりして。」
俺にとっちゃ、スゲェ嬉しい事なんだが疑問でもある。
三「今日、アベくん、の誕生日 でしょ?だ、だから。」
阿「え、知ってたのか?」
コクリと頭を縦に振る。
生きててよかった。神様ありがとう!
三「お母さん、がご馳走 用意して、くれてるからへ、部屋で食べよ?」
阿「あぁ。」
至れり尽せりだな。
三橋の部屋には豪華な料理が並んでいた。
そして二人でちょっとした会話をしながら堪能し、楽しい時間は過ぎていった。
三「ア、アベくん!あのね、俺 誕生日プレゼントよ、用意したんだよ?」
阿「プレゼント?」
そんな事までしてくれてたのか。
やべぇ、ちょっと泣きそう。
三「俺、からの プレゼントは…お、俺…だよ///」
そーか、プレゼントは三橋かぁ。
って、えぇぇぇえええ!!!
プップレゼントは三橋ぃぃい?!
三「アベ、くん///」
阿「三橋…スゲェ嬉しいよ。」
素敵爽やか笑顔を決め、早速頂きます。
ガバッと飛びかかり、頬に強烈な痛みが走った。
三橋が拒絶したのかと思ったが、違う様だ。
シュン「何すんだよ💢」
阿「は?」
目の前に居たのは三橋ではなく、弟のシュンだった。
シュン「寝惚けてんなよ。」
阿「寝惚け…?」
これってつまり…夢オチ?
阿部隆也16歳。まだまだ春は遠そう。
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