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最近何をする時も優樹が頭に浮かんでる。
時々胸が痛む。
そう。私は恋をしていた。
飯岡優樹に。
優樹の唄を鼻歌で歌う。
少し幸せになる。
切なく香るレモンティ-。
今日も聴こえてきたいつもの音色。
また走り出す。
『はろ-★』
「あれ?ギター新しくしたの?」
『言ってくれると思ってた!そうなんだよ~★いいっしょ?』
無邪気に自慢する優樹が愛しかった。
『-おい!』
「へ??」
『俺がそんなカッコいいからって見つめすぎだろ~!』
「…はあ?だめだ相手にならないなあ~」
結局隠してしまう私。
ばかだよ。
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