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次の日昨日とはうってかわって元気な優樹がいた。
『はよ-★』
あたしもその笑顔にのった。
「おはよ!!」
本当はわかってた。
辛いってこと。
優樹はそんな人だから。
いつも通り歌い始めた。
優樹の唄は優しかった。
独り占めしたいくらいだった。
『盛大な拍手ありがと-』
いつもの様にふざけた感じ。
周りをみると人が二、三人いた。
増えたり減ったり…
いつもいるのは私くらい。
増えた日は嬉しいけど複雑。
もやもやした感じ。
今日もおわった。
「お疲れさま。なんか調子いいね!!」
『あ、わかっちゃった?実は新曲がいい感じにまとまりそうなんよ!楽しみにしてな中坊★』
「中坊…」
笑いながら片付ける優樹。
「ねえ…優樹にとってあたしは子供なの?」
『へ?』
当然固まってる優樹。
私何いってんだろっ…。
「…なにキョドってんの~?冗談だよ~★おじさん♪」
『おじさんって…てめぇっ』
「はははっじゃあ明日も待ってるからね!」
『くそ~っあいよ!んじゃな!』
おかしいな…。
調子が狂う。
もしかして私…。
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