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試合が始まり、1Q(クォーター)出だしは好調で、10:12。まだワンゴール差。
「始まったばかりだ、離されるな!!」
「アァ!」
「ひとまずディフェンス一本。しっかり止めて、追いつくぞ!!」
ピシッ!!
「ナイスカット!!速攻!!」
「翔!!」
「ナイスパス!!」
ダン、ダン、ダダン
キュッキュッ
ザシュッ!!
「ナイッシュ!!」
「オゥ。」
ビーーーーッ
1Qが終わって、何とか12:12の同点。でも、まだまだ分からない。
「2Qもなんとかくらいついて、ワンゴールでもリードして前半終わるぞ!!」
2Qが始まった。
しかし、1Qとは違い、点は離れていった。
ビーーーーッ
前半終わって30:17。点差は13点となり、みんなの元気もなくなっていた。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…。」
みんなは完全に息が上がり、いつも以上に疲れていた。
陽平が抜けたことは、想像以上にみんなの体力を奪った。
「みんな!!キツイかもしれないけど、まだ追いつけない点差じゃない。3クォーター始まって3分で5点差までもっていこう!!」
「オゥ…」
ハーフタイムの間、みんなはほとんど話さなかった。話す元気すらなかったようだ。
ハッキリ言って、後半が不安だった。
まともな体力の回復も出来ないまま、ハーフタイムは終わり、後半が始まった。
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