はじまり

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先輩は家まで送ってくれた。とりとめのない話。男の人とこんなに親しく話したことないわたしはただただドキドキと胸の痛みに驚かされていた。 ―なんでだろ?わたしは―‐ これって恋なのかな? ただの気になってた先輩・・・ こんなに近くにいるなんて・・・ 「水沢音っていいなまえだよな。音って響き好きだよ」 「な、なんか恥ずかしいんですけど」 「恥ずかしいなら今度から音って呼ぶよ」 「ひゃっ💦男の人に名前で呼ばれるの初めてなんですけど」 すると先輩はすこし照れ笑いをして 「じゃあ・・音の1番だな」 ―ドキン―‐ そのあとわたしはなにも言えなかったけど わたしの1番に 藤中先輩はなってしまいました―‐‐
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