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わたしたちの学校は札幌。
二人で地下鉄に乗り
狸こうじ近くのお店に向かった。
ちょっとしたデートみたい。
回りからみたら恋人同士に見えるかな・・
「音、買い出しも済んだしお茶しょっか?」
「ナンパですか?」
「音、おまえ感じ悪い💧」
「あはは」
わたしが笑うと
先輩も笑って
「俺たち、恋人同士に見えるかな」
―え―‐
ドキドキ・・・
先輩も少しは
そう思っててくれたんだ
うれしい・・
「そうなっちゃおうか」「せ、先輩―‐?」
「俺、音のこと好きだよ。多分初めて校庭でみてから・・・」
先輩が真面目な目をしながら
まっすぐに
私を見つめてる
私の目から
ひとつぶ
涙がこぼれた
「・・・おれじゃだめかな?」
先輩はわたしの涙にふれた
「わたしも・・・側にいたいです」
今日
わたしと先輩はまた少し
近づいた―‐
わたしこんなに幸せでいいのかな―‐
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