異変

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その夜わたしはなかなか眠れなくて 先輩からきていた いままでのとりとめのないメールをみていた その日あった出来事 あいさつできたこと 一緒に帰った感想 一緒に食べたおやつの討論・・・・ 意味もなく気がつけば 涙で枕が濡れていた なにかあったわけじゃないのに わたしはきっと母が疎ましいんじゃなくて その母を不安な顔にさせる 自分が疎ましかったんだ 母の涙と・「ごめんね」の声を聞いたとき それがわかった わたしは検査を受ける覚悟をそのときした ・・・逃げていても なにも変わらないから 元気でいられるなら それでいい・・・・ そのとき先輩から メールがきたんだ――‐‐
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