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わたしたちは電車を降りて 砂浜に向かった 今日は風もなくて 穏やかな波が浜辺に 水の跡を残していた 「・・・・きれい・・」 海にきたのは本当に久しぶりだった 体の不安から いろんなことから 遠ざかっていたわたし それを優しい手で 不安じゃないよって教えてくれたのは 先輩 「あっちのほういってみるか?」 先輩が優しい顔で手を差し出す 「はい―‐」 わたしたちはゆっくり砂浜を歩いた
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