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その先輩は扉を開けてすぐにこっちを向いた。
わたしはびっくりしてすこし息がつまった
すると先輩は一言こういったんだ。
「大丈夫か?おまえ」
「え―‐?」
なんでわたしに??
するとわたしの前まできて笑って
「だってさ、お前いつも見学ばっかりしててよわっちいし。さっきの倒れたときもちょうどみてたんだよ」
―‐‐あ、そうか・・・みてたんだ。
「で、どうだ?なんか気になって見にきたんだけど・・・・」
「あ、もう大丈夫です。ありがとうございます。」
「そっか。なぁ元気になりたい?」
「―‐なりたいですよ。でも・・・」
少し気持ちがズキンとした。
そんなわたしの気持ちが少し顔にでたのか先輩はわたしの頭を撫でて
「元気になりたかったら今度プールにおいで。俺藤中翔太、水泳部部長だょ。お前は?」
「み、水沢音です」
「そっか、じゃあな」
そして先輩・・・・藤中先輩との出会いは始まった。
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