貴女の存在

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貴女の夢を見ました。 とても楽しく とても暖かく とても嬉しかった。   皆がいて、 皆が笑っていて… 幸せな家庭がそこにはありました。   夢だとわかってる… だから淋しい だから悲しい 起きても貴女はいないから…   でも願うの。 今までが夢だったんだって。 貴女がいないのが夢なんだって。   そんな事願えば願うだけ 起きたときの喪失感も大きいのに… でも願わずにはいられなくて…   起きて見回すの… 貴女がいるんじゃないかって。 貴女がいてくれるんじゃないかって。   でもそこには貴女はいなくて… それが当たり前なのに…   でも 苦しくて 悲しくて 会いたくて 淋しくて 涙が溢れるの…   ただ 貴女に会いたいだけなのに ただ 話がしたいだけなのに ただ… 顔がみたいだけなのに   ただただ溢れ出る涙を 止めることが出来なくて どうするべきか わからなくて…     教えてください… 貴女に… 貴女に会いたいと思うのは罪ですか…
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