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少し屋上で考えていた千明。
すると、人の気配が・・・。
後ろを振り向くとそこには洋子が居た。
「洋子・・・。」
「ごめん、千明。さっきの話聞いちゃった💦姿を消して。」
「そうか・・・。」
「でも、私も分かってた。要が恵美にまた思いを寄せつつある事を。」
「要もどっちが好きなのかはっきりしてほしいけどな。」
「私ね、要の一途な所に惚れたの。1回恵美への思いを諦めたんだよ、要は。その時私は要に思い切って告白したの。そしたら、OKもらえて嬉しかった。」
「だが、俺が目覚めて封印されていた恵美への思いが復活したって事か。」
「千明が悪いんじゃない。だからと言って恵美も悪くないよ。ただ私の方にその一途な気持ちを向けてくれないのかなって思うの。」
「・・・お前の方に気持ちを向かせるためには、頑張るしかないんだろうな。」
「そうだね。頑張るよ、私。私の方に絶対気持ちを向かせてみせるから。」
「頑張れよ。」
「分かってるよ、じゃあ教室に戻ろうか?」
「あぁ、そうだな。」
そう言って2人は教室に戻った。
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