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今年もまた、あの冬の日のように…雪が舞い降りてきた…
いつだったか…私は雪の降る寒い夜に恋をした…。
今でも鮮明に覚えている。あの日の事…。
私はあの日、死にたいと思っていた…。両親の急な事故…。叔母からのいじめ…。全てが嫌になって死のうと思った…。
「寒いの?」
一人の男性が話しかけてきた…。
「別に」
私がそう答えると、彼は言った…。
「すごく寒そうだよ?体も…心も…体の寒さは自分でどうにでも出来る…けど…心の寒さは自分じゃどうも出来ない。…君は体よりも…心が凍えてしまってる…俺にはそう見えるんだけど…違うかな?」
涙が溢れてきた…知らない人なのに…一言声をかけられただけなのに…涙が溢れて止まらなかった…私の恋の始まりだった…
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