五年後

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「久しぶり…寂しかった?」 私は毎年雪の降る季節にこの墓を訪れる。 「ママ~♪」 私は結婚した。可愛い子供も授かった。 今の生活に満足してる。旦那も愛してるわ。 「どうしたの?“雪矢”」 ただ、あなたをまだ忘れられないだけ。 「ゆあ…世界は僕等を必要としてる」 「え?」 「このお墓の後ろに書いてある」 涙は流さない。 雪矢…あなたは雪のような人…雪のように現れ雪のように消える。 私は今でもあなたを愛してる。私にとっての世界はあなただから…
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