洋(ヒロシ)さん

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洋さんは 当時 毎週末 お店に来てくれていた ある日たまたま ラストまでいてくれた日があり 「洋さん、今日もアリガトウ(^^) いつも来てくれるお礼に 今日はみいなと アフターしてくれませんか?」 と、ミナから誘ってみたいつも 同伴でご飯くらいはあったけど アフターに誘ったのは初めてだった 洋さんは、いつもと変わらない 優しい笑顔で 「みいなちゃんが誘ってくれるなら、断れないなぁ」 と、快諾してくれた 営業じゃなく、本心から 洋さんと一緒にいたかったから 誘ってはみたものの 内心 (ドウシヨウ…) がぐるぐる回っていた そこで、大事?なことに 一つ気がついた キャバに来るお客様は、大抵嬢に 「彼氏いるの~?」 って聞いてくる ミナは、当時たまたま 本当にいなかったから 堂々と 「いませんよぉ~」 と、答えていた でも 洋さんは…? (彼女、いるのかなぁ…) もはや、キャバ嬢としての立場 そっちのけ だった
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