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久遠寺>>
「そういえばお前一人暮らしだったな」
雪塚>>
「主婦圭介」
鳴海>>
「主婦でも何でもねぇよ」
御影>>
「でもどうするの?」
久遠寺>>
「そうだな、この時間なら店が閉まりだすぞ」
そう言われ時計を見る
もうすぐ9時になろうとしている
鳴海>>
「走っていけば間に合うだろ」
雪塚>>
「ん~厳しいかもね」
鳴海>>
「やってみないとわかんないぜ?」
御影>>
「それじゃ、圭介とはココでお別れだね」
久遠寺>>
「そうだな」
雪塚>>
「さらば圭介」
鳴海>>
「なんか ゆん の言葉が気に掛かるな」
雪塚>>
「脱兎の如く走れ」
鳴海>>
「俺に何か恨みがあるのか?」
雪塚>>
「別にないよ」
御影>>
「ほら、早く行かないと閉まるよ」
鳴海>>
「そうだった」
時計を見ればもう9時に成るまで
もう10分を切っている
鳴海>>
「じゃあな」
俺は3人にそう言うと
寒い中走り出す
残り5分という所でスーパーに到着する
鳴海>>
「店員には悪いが、しばらく付き合ってもらおう」
そう言いながら買い物籠を手に持つ
すれ違う店員の目が痛い
閉店間際に来やがって
そんな感じの眼だ
俺は速やかに買う物を手に取る
ある程度の食料と飲み物
そして俺はレジに並び清算を済ます
鳴海>>
「どうにか間に合ったな」
店員の"有難う御座いました"が
もっと早く来やがれ
っと言う言葉の裏返しに聞こえたが
気にしないことにした
買い物も済ませ帰路に着く
寒さも次第に厳しくなってくる
鳴海>>
「あ~寒い…」
俺は自然と早足になる
そしてアパートの前に着く
階段を登り自分の部屋の前に…
鳴海>>
「誰?」
?>>
「あ、どうも…」
知らない少女が座っていた
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