第一幕 ~出会い~

7/7
前へ
/42ページ
次へ
久遠寺>> 「そういえばお前一人暮らしだったな」 雪塚>> 「主婦圭介」 鳴海>> 「主婦でも何でもねぇよ」 御影>> 「でもどうするの?」 久遠寺>> 「そうだな、この時間なら店が閉まりだすぞ」 そう言われ時計を見る もうすぐ9時になろうとしている 鳴海>> 「走っていけば間に合うだろ」 雪塚>> 「ん~厳しいかもね」 鳴海>> 「やってみないとわかんないぜ?」 御影>> 「それじゃ、圭介とはココでお別れだね」 久遠寺>> 「そうだな」 雪塚>> 「さらば圭介」 鳴海>> 「なんか ゆん の言葉が気に掛かるな」 雪塚>> 「脱兎の如く走れ」 鳴海>> 「俺に何か恨みがあるのか?」 雪塚>> 「別にないよ」 御影>> 「ほら、早く行かないと閉まるよ」 鳴海>> 「そうだった」 時計を見ればもう9時に成るまで もう10分を切っている 鳴海>> 「じゃあな」 俺は3人にそう言うと 寒い中走り出す 残り5分という所でスーパーに到着する 鳴海>> 「店員には悪いが、しばらく付き合ってもらおう」 そう言いながら買い物籠を手に持つ すれ違う店員の目が痛い 閉店間際に来やがって そんな感じの眼だ 俺は速やかに買う物を手に取る ある程度の食料と飲み物 そして俺はレジに並び清算を済ます 鳴海>> 「どうにか間に合ったな」 店員の"有難う御座いました"が もっと早く来やがれ っと言う言葉の裏返しに聞こえたが 気にしないことにした 買い物も済ませ帰路に着く 寒さも次第に厳しくなってくる 鳴海>> 「あ~寒い…」 俺は自然と早足になる そしてアパートの前に着く 階段を登り自分の部屋の前に… 鳴海>> 「誰?」 ?>> 「あ、どうも…」 知らない少女が座っていた
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加