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「え?」
鳴海>>
「これ以上入れるな
お前の体が大変な事になるぞ」
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「……」
少女は悲しそうな眼で
スプーンを使いコーヒーを混ぜる
鳴海>>
「7杯でもかなり甘くなっただろ?」
?>>
「……」
少女はコーヒーを口に運ぶ
そして感想…
?>>
「苦い…」
鳴海>>
「冗談だろ?」
俺は少女のコーヒーを一口貰う
そして感想…
鳴海>>
「甘っ!!」
?>>
「そうですか?」
鳴海>>
「お前極度の甘党だろ…」
?>>
「甘いものは大好きです」
鳴海>>
「それにしても限度があるだろ…」
?>>
「……」
少女はまたコーヒーを口にする
言葉には出してないものの
顔は苦いと意思表示している
俺も自分のコーヒーを飲む
そして、互いにコーヒーを飲み終わった後
俺は再び質問する
鳴海>>
「そろそろ、応えてくれないか?」
?>>
「……」
鳴海>>
「ふぅ~」
俺は頭を掻く
そして一本煙草を取り出す
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「……」
煙草に火を点け
煙を吐き出す
鳴海>>
「じゃあ質問を変える」
俺はこれ以上質問しても意味がないと思い
違う質問をする事にした
鳴海>>
「君の名前は?」
佐倉>>
「佐倉 仁菜」
鳴海>>
「即答だな」
少女の名前は"佐倉 仁菜(さくら にな)"
そういうらしい
鳴海>>
「っで、何で俺の部屋を知ってたんだ?」
佐倉>>
「朝見かけて」
鳴海>>
「それでずっと待ってたのか?」
佐倉>>
「はい」
鳴海>>
「そいつはご苦労様」
俺は煙草を吸いそして吐き出す
その仕草を繰り返す
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