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鳴海>>
「それで、何で一人で居たかは言えないんだな?」
佐倉>>
「…はい」
鳴海>>
「ふぅ~」
俺はため息と同時に煙を吐く
鳴海>>
「まぁ良いか…」
佐倉>>
「…?」
鳴海>>
「とりあえず今日は泊まっていきな」
佐倉>>
「いいの?」
鳴海>>
「こんな寒い中外に追い出したら
俺の人間性が疑われる」
佐倉>>
「やった」
鳴海>>
「今日だけだからな」
佐倉>>
「……」
鳴海>>
「何でそんなに落ち込むかな…」
俺は浮き沈みする少女を見ながらそういう
しばらくすると少女は
テーブルに伏せるように寝てしまった
余程疲れていたのだろう
鳴海>>
「こんな所で寝たら風邪引くぞ…」
俺は少女を抱えてベットに運ぶ
そして首までしっかりと布団をかけてやる
鳴海>>
「俺は何処で寝れば良いんだろうな?」
少女を見ながらそんな問いかけをする
そして俺は箪笥から予備の布団を取り出す
鳴海>>
「とりあえず、床で寝るか」
俺は布団を敷き
横になる
しばらくすると記憶が薄れていった
次の日良い匂いで眼を覚ます
鳴海>>
「何の匂いだ?」
佐倉>>
「あっ、おはようございます」
鳴海>>
「え~っと…」
頭がまだ寝ぼけていて意識がはっきりしない
その中、昨日の事を思い出す
鳴海>>
「あぁ~」
一人で納得する
佐倉>>
「どうしたんですか?」
鳴海>>
「いや、何でもない」
佐倉>>
「そうですか?」
鳴海>>
「気にしないでくれ」
佐倉>>
「はい」
鳴海>>
「っで何を作っているんだ?」
俺は匂いの正体を尋ねる
どう見ても佐倉が料理をしている
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