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佐倉>>
「ふんふんふん♪」
鳴海>>
「ご機嫌だな」
佐倉>>
「そうですか?」
鳴海>>
「その状態が不機嫌に見えるか?」
俺は煙草を吸いながらそういう
佐倉>>
「えへへ♪」
笑顔で俺に笑いかける佐倉
不意に可愛いと思ってしまった
鳴海>>
「何かあるのか?」
佐倉>>
「ううん」
鳴海>>
「じゃあ何でそんなにご機嫌なんだ?」
佐倉>>
「私家事をするの大好きだから」
よく見ると手に洗濯物が持たれている
勿論俺のも一緒に
鳴海>>
「おい!」
佐倉>>
「なんです?」
鳴海>>
「それ、俺の洗濯物だろ?」
佐倉>>
「洗濯しときました♪」
笑顔でそういう佐倉
鳴海>>
「洗濯しときましたって…」
佐倉>>
「ふふふ~ん♪」
外に干しだす佐倉
勿論俺のと佐倉の洗濯物
その時外から声がする
雪塚>>
「あーーーーっ!!」
鳴海>>
「ん?なんか聞こえなかったか?」
佐倉>>
「外に誰かいます」
鳴海>>
「誰だよ?」
佐倉>>
「女の人みたいですけど」
俺はベランダに出てその姿を確認しようとする
しかし、俺が見た時には誰もいなかった
鳴海>>
「あれ?」
佐倉>>
「走っていきましたよ」
するとドアを叩く音が聞こえる
鳴海>>
「何だ?」
佐倉>>
「さっきの人かもしれません」
鳴海>>
「とりあえず出てくるわ」
佐倉>>
「はい」
俺はベランダから玄関まで歩いていき
一つ尋ねた
鳴海>>
「どちら様ですか?」
雪塚>>
「開けろーーー!!」
鳴海>>
「ゆん?」
俺は玄関の鍵を開ける
それと同時に勢いよくドアが開かれる
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