10人が本棚に入れています
本棚に追加
雪塚>>
「み…っ!」
鳴海>>
「お、おい!?」
雪塚は自分で勢いよく開けたドアに額をぶつけた
雪塚>>
「きゅ~~~ぅ」
鳴海>>
「大丈夫か!?」
雪塚は妙な声を上げている
とりあえず部屋に運び込む
佐倉>>
「どうしたんです?」
鳴海>>
「自分で頭ぶつけやがった」
佐倉>>
「氷持ってきます」
佐倉が冷蔵庫から氷を持ってくる
そしてそれを額に当てる
雪塚>>
「つめたーー!」
鳴海>>
「おぉ、復活」
佐倉>>
「良かった」
雪塚は飛び上がるように起き上がった
そしてこちらを見て一言浴びせる
雪塚>>
「直接氷を額に置く馬鹿がいるかっ!?
ってか、この娘誰!!?」
佐倉に指を指してそういう
鳴海>>
「割りと元気だな」
佐倉>>
「私は佐倉 仁菜と言います」
雪塚>>
「あ、これはご丁寧に
私は雪塚 ゆんです」
いきなり態度が急変する雪塚
相手の丁寧さに驚いたのだろう
佐倉>>
「雪塚さんですね
よろしくおねがいします」
雪塚>>
「こちらこそよろしく
え~っと…」
鳴海>>
「佐倉 仁菜」
雪塚>>
「そうそう、仁菜っち」
お互いに挨拶を済ませる
何とも平和的だ
っで、仁菜っちって言う
ニックネームは何なんだ?
雪塚>>
「じゃ!なくて!!
圭介!この娘だれ!?」
鳴海>>
「昨日の夜、俺の部屋の前で座ってたんだ」
雪塚>>
「もしかして、そのまま連れ込んで…」
鳴海>>
「連れ込んだのは確かだ」
雪塚>>
「そんな…私に手を出して
次はこの娘まで…」
鳴海>>
「お~い、何か凄い勘違いしてないか?」
雪塚>>
「勘違い?」
鳴海>>
「あぁ
大体お前に手を出した覚えもないし
この娘に至っては一切何もしてない」
雪塚>>
「…私の胸触ったじゃない」
鳴海>>
「無い胸か?」
雪塚>>
「無い胸言うな!!」
とりあえず状況を把握したと見える雪塚
最初のコメントを投稿しよう!