10人が本棚に入れています
本棚に追加
雪塚>>
「っで、何で一緒に住んでるの?」
鳴海>>
「昨日は夜だったんだ
流石に外に置き去りは出来ないだろ?」
雪塚>>
「そうだね」
佐倉>>
「どうぞ」
佐倉がコーヒーを作って持ってくる
雪塚>>
「あ、どうも」
雪塚がコーヒーを口に運ぶ
鳴海>>
「大体お前だってこんな朝から何してるんだよ?」
雪塚>>
「圭介の家の監視」
鳴海>>
「ストーカーか?」
雪塚>>
「ううん、暇つぶし」
鳴海>>
「訳わかんねぇよ」
俺は煙草に火を点け吸う
すると佐倉の歌声が聞こえる
佐倉>>
「お掃除お掃除楽しいな♪」
雪塚>>
「ねぇ?何で圭介の家の家事してるの?」
鳴海>>
「家事をするのが好きなんだとさ」
雪塚>>
「へぇ~、良いお嫁さんになるよ」
俺と雪塚は佐倉の邪魔にならないように
ベットの上に避難する
雪塚>>
「っで、あの娘どうするの?」
鳴海>>
「なんか色々訳ありみたいでさ」
雪塚>>
「訳あり?」
鳴海>>
「詳しい事は一切喋ってくれないんだ」
雪塚>>
「ふぅ~ん」
鳴海>>
「唯一分かったのは
佐倉の中学と名前だけ」
雪塚>>
「何処の中学校なの?」
鳴海>>
「秋月中学校だってさ」
雪塚>>
「隣町じゃん」
鳴海>>
「あぁ」
俺と雪塚がそんな会話をしていると
佐倉が掃除を終えテーブルの前に座る
そして俺達に向かってこう言う
佐倉>>
「仲がいいんですね」
鳴海>>
「ただのクラスメイトだ」
雪塚>>
「そうそう」
佐倉>>
「恋人みたいです」
笑いながらそういう佐倉
最初のコメントを投稿しよう!