10人が本棚に入れています
本棚に追加
鳴海>>
「分かったよ」
佐倉>>
「本当ですか?」
鳴海>>
「だけど!」
雪塚>>
「だけど?」
佐倉に代わって雪塚が聞きなおす
鳴海>>
「しばらくの間だけだぞ」
佐倉>>
「はい」
佐倉の顔に笑顔が戻る
雪塚>>
「良かったね仁菜っち」
佐倉>>
「はい♪」
鳴海>>
「はぁ~」
俺はこれからの生活が、大きく変わっていくことに対し
大きなため息を吐いた
その後、色々と話をしている内に
外が暗くなってきた
雪塚>>
「あ、そろそろ私帰る」
鳴海>>
「おぅ、気を付けてな」
雪塚>>
「うん、じゃあね」
佐倉>>
「はい」
雪塚>>
「さらばだ!」
雪塚はそういうと玄関から出て行った
そして、暫しの沈黙
五分経った頃、佐倉が口を開いた
佐倉>>
「あの~」
鳴海>>
「ん?」
佐倉>>
「名前教えてくれませんか?」
鳴海>>
「名前?」
佐倉>>
「はい」
鳴海>>
「あれ?言ってなかったっけ?」
佐倉>>
「雪塚さんの言葉から
下の名前が、圭介って言うのは分かりました」
鳴海>>
「そうか、言ってなかったか」
佐倉>>
「はい」
鳴海>>
「俺の名前は"鳴海 圭介"」
佐倉>>
「鳴海さんですね」
鳴海>>
「うわぁ~…」
佐倉>>
「どうしました?」
鳴海>>
「いや、その呼び方は初めてで…
気分が…」
佐倉>>
「ダメですか?」
最初のコメントを投稿しよう!