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鳴海>>
「はぁ~、分かったよ
さすがに、人間性だけは疑われたくない」
雪塚>>
「やったね」
佐倉>>
「よかったですね」
佐倉に向かって、雪塚が親指を立て
拳を前に突き出す
雪塚>>
「それじゃ、圭介は座ってなさい」
鳴海>>
「マジでお前が作るのか?」
雪塚>>
「不満?」
鳴海>>
「…食えるの作ってくれよ?」
雪塚>>
「失礼な!」
雪塚は俺を蹴飛ばす
余程勘に触ったらしい
鳴海>>
「分かった!分かったから、蹴るな!」
雪塚>>
「大人しく座っとけ!」
最後に一発
思いっきり蹴る
鳴海>>
「たく…」
佐倉>>
「ふふふ」
それを見ていた佐倉が笑う
俺は仕方なくベットに腰掛ける事にした
しばらくするといい匂いが漂ってくる
雪塚>>
「そろそろ出来るよ」
鳴海>>
「おぅ」
佐倉>>
「メニューは何ですか?」
雪塚>>
「ゆんスペシャル野菜炒め」
佐倉>>
「野菜炒め♪」
鳴海>>
「好きなのか?」
佐倉>>
「はい♪」
雪塚>>
「それなら楽しみにしとくといいよ」
鳴海>>
「だとよ」
佐倉>>
「楽しみです♪」
佐倉がワクワクした顔で
料理が出来上がるのを待っている
それだけ好きなのだろう
雪塚>>
「圭介手伝って」
鳴海>>
「あ?」
雪塚>>
「料理を運ぶ事ぐらいしろよ」
鳴海>>
「分かったよ」
俺は渋々腰を上げ
キッチンに向かい、皿を取り出す
鳴海>>
「コレぐらいの皿でいいか?」
雪塚>>
「十分」
雪塚が、野菜炒めを皿に盛り付ける
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