第一幕 ~出会い~

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鳴海>> 「朝って何で来るんだろうな…」 俺は起きるや否やそんな事を言う 鳴海>> 「とりあえず顔洗ってこよう」 俺は布団から出て洗面台へ向かう 蛇口から流れる水が冷たい まるで氷水のように 鳴海>> 「だから冬は嫌いなんだ…」 俺は水を掬い顔を洗う そして朝食を取る 鳴海>> 「…何もねぇ」 冷蔵庫を開けて俺は愚痴をこぼす まぁ愚痴をこぼしたところで、どうなるわけでもないが 鳴海>> 「パンでも食うか…」 俺は机の上に置いてあるパンを手に取る そして口に運ぶ 鳴海>> 「硬いな…」 机の上にあったパンは2日前のパン しっかりと口を塞いでいた筈だったが 何故だか口が開いていた 鳴海>> 「飲み物ないとキツイな」 そして俺はまた冷蔵庫に向かう 冷蔵庫から水を取り出す 鳴海>> 「飲み物も無くなってきたな…」 俺は水を飲み干し 朝食を済ませる そして食後の一服… 鳴海>> 「うめぇ~」 外の空気を吸いながら煙草を吸う 冬の朝は空気が澄み切っている その分寒いのだが… 鳴海>> 「ふぅ~」 空を見上げながら煙を吐き出す 白い煙が吐息と一緒に出る 俺はボーっとしながら煙草を吸う 鳴海>> 「やっぱり寒いな…」 外に出て初めての感想 とりあえず、煙草を吸い終わるまで 俺の自己紹介をしたいと思う 鳴海>> 「誰に自己紹介をするんだろうな…?」 俺の名前は"鳴海 圭介(なるみ けいすけ)" とある大学に通う大学2年生 現在アパートで一人暮らしをしているが、コレが不便でしょうがない この時を持って、親の有り難味が分かったわけだ 鳴海>> 「そろそろ行くか…」 俺は煙草の火を消して 学校に行く準備をする っと言っても、鞄を持って行くだけだが 俺は家の鍵を閉め歩いて登校する 学校までそう遠くないからだ 鳴海>> 「そろそろ雪が降りそうだな…」 時期は12月中旬 寒さが厳しく成り出す時期だ 世間ではそろそろ冬休みだな 俺達の学校は明日からだけど 鳴海>> 「ちょっとコーヒーでも買っていくか」 俺は最寄のコンビニに入る するとそこで見慣れた顔と会う
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