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久遠寺>>
「あれれ?鳴海君じゃないか」
鳴海>>
「よう馬鹿」
久遠寺>>
「出会い頭に馬鹿はないだろ?」
鳴海>>
「じゃあ言葉を変える
よう馬鹿野郎」
久遠寺>>
「馬鹿の後に野郎が付いて
更に悪くなってるぞ」
鳴海>>
「気にするな」
久遠寺>>
「気にするなって…」
コイツは"久遠寺 薫(くおんじ かおる)"
俺と同じ大学に通う仲
ちなみにクラスは同じだ
鳴海>>
「んで、薫は何してんだよ?」
久遠寺>>
「コーヒーでも買おうと思ってさ」
鳴海>>
「俺と同じかよ…」
久遠寺>>
「なんだ、圭介もか?」
鳴海>>
「残念ながらそうだ」
久遠寺>>
「何故に残念?」
鳴海>>
「お前と思考が同じだったからだ」
久遠寺>>
「酷い言われようだな」
鳴海>>
「とりあえず、コーヒーを買わせてくれ」
久遠寺>>
「あ、俺も」
俺と久遠寺はコーヒーを買う
俺はブラック
久遠寺はスタンダード
コーヒーを片手にコンビニから出る
そして一緒に学校に向かう
久遠寺>>
「それにしても」
鳴海>>
「ん?」
久遠寺>>
「最近寒くなったよな」
鳴海>>
「お前の所為だろ?」
久遠寺>>
「一体俺に何の恨みがあるんだ?」
鳴海>>
「別に」
久遠寺>>
「それじゃ、俺に何でも関連付けるなよ」
鳴海>>
「善処しよう」
久遠寺>>
「ったく…」
俺はコーヒーを口に運ぶ
同じく久遠寺も
すると後ろから鋭い一撃
鳴海>>
「ぶっ!」
久遠寺>>
「圭介汚っ!!」
鳴海>>
「ゴホッ!ゴホッ!」
完全にコーヒーが器官に入った
その所為で咽る
?>>
「あれ~?ちょっとやりすぎた?」
俺は声のほうを振り向く
するとそこには、又もや見覚えのある顔が
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