日常

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  「でさぁ! 誰かを殺したいって思う程 醜い心を持ってる人だけが 《エミリーさん》を 呼び出せるんだって!」 永川 愛桜 [ながかわ あいら]が ニヤニヤ笑いながら そう言った。 「そんな奴 絶対私の前には現われねぇよ! なぜなら私は 美しい心の持ち主だから!笑」 山岸 百合 [やまぎし ゆり]が ゲラゲラ笑いながら そう言う。 「嘘つくな嘘を!」 愛桜はケタケタ笑いながら叫んだ。 それを聞いた百合はさらに大声で 「何言ってんのよ愛桜! 私は女神だよ!笑 んで? どうやったら呼び出せるの?」 と言った。 「簡単だよ。 自分の部屋にある鏡を 殴って割るんだ。 その鏡に自分の血を一滴たらす。 ちなみに、エミリーさんは 女の子の前にしか出てこない。 願いを叶えてくれるけど 生け贄[いけにえ]として 憎い相手を殺さなければならない。」 「まじで! 優しい私には人を殺すなんて無理だな!笑」 「いやアンタはただの臆病者だから!笑」 そんな笑い声が絶えない仲良しな 2人。 しかしその2人の外見は強烈だ…。  
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