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「野上様～お待たせ致しました！」
「あっ！はい」
先に待っている人たちより先に呼ばれたせいか…視線がこわい…と、思いながら、雑誌を片付けて鏡の前に歩いていく！
「お待たせしてごめんね～今日はセットですよね！」
20代前半ぐらいの女性があかりの担当らしい！
「アップにする？それとも…？」
あかりはさっき見ていた雑誌のモデルの髪型を思い出して…
「モデルのえ○ちゃんみたいな巻紙にしたいんですけど…」
そう言ってみた…
「人気あるよね～わかりました！」
そういうとあかりの髪の毛をいくつもの束にわけはじめる…
あかりはどんな風に仕上がるか楽しみで仕方ない…
「今日はデート？」
突然美容師にきかれる。
「はっはい…」
あかりは少し照れながら返事をした…
「はぁ～っ…羨ましいな～私なんて…明日も仕事…」
そういっている美容師はかなりの美人だ…
「彼氏とは長く付き合ってるの？」
「半年ぐらいです…」
なんか恥ずかしい…
そう思いながら答えるあかり…
「じゃあ二人にとって初クリスマスだ～……気合い入れて可愛くしてあげるからね！」
……お姉さん…嬉しいけど……声が…大きいです………
そう思いながらもあかりは……
「お願いします…」
そう答える…
鏡越しに美容師はニッコリ笑っていた…
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