始めたきっかけ・・

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私が釣りを始めた原点・・ それは多分、子供の時に親父に何らかの魚を釣りに連れて行って貰った事ではないだろうか・・ 確か、小学校にも入らない当時の事だったので、詳しくは思い出せないが、何やらダンゴを丸めて、海に投げ込む釣りであった そしてダンゴを投げ込むと、細長い大きな魚がすぐに釣れるのである ある程度釣りに慣れると、それはダンゴを投げる紀州釣りであり、釣れた細長い大きな魚はボラとわかるのだが、当時子供だった私には鮮烈な記憶である その後、小学校に入り、高学年になり、自転車等で行動範囲が広がってきた頃、私はなんとなく、一冊の本を手に入れた 確か、「釣り入門」だったか、子供向けの本であった そこには、「防波堤の釣り」と称され、サビキでのアジ釣りや、「砂浜での投げ釣り」と称されたキス釣り、さらには「夜釣りのクロダイ釣り」等、色々な釣りが書かれていた 今思えば、長い釣り歴、原点はその本に書いてあった「防波堤での夜釣り」だと思う 小学生だった私が夜に外に出れる理由 海が近所だった事もあり、「夜に釣りに行く」だった 初めて行ったのは近所の海、しかも、小さなボートを係留するだけの、ほんの数メートルの桟橋だったが、自分で初めて作った仕掛けを初めて海に入れ、初めて釣った一匹のカタクチイワシは今でも忘れられない それを原点に、多種多様な釣りが始まったのである・・・
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