再会

1/1
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ

再会

『一瞬?』   私の目に映ったのは間違いなく彼だった。 学生服を着た当時の彼が私の目の前に立っている。   『置いていくからな🐷』   彼は先に歩いて行った   (追いかけなきゃ) そう思っているのに足が…身体が動かない…   (どうしてよ…動いてよ‼追いかけなきゃダメなの‼)   その時、先を歩いていた彼が足を止め振り向いた。   『全く💨ホントに俺が居なきゃダメだな(笑)行くぞ💨』   彼は戻ってきて、私の手を引っ張り校門までかけていく。   繋いだ手が暖かい… ただそれだけなのに… 私は涙を堪えることが出来なかった…   彼は足を止め振り向き私を抱きしめた。   心音が聞こえる…   暖かい…   『よし、行くぞ』   彼は手を繋ぎ直し、校内へ入って行った
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!