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再会
『一瞬?』
私の目に映ったのは間違いなく彼だった。
学生服を着た当時の彼が私の目の前に立っている。
『置いていくからな🐷』
彼は先に歩いて行った
(追いかけなきゃ)
そう思っているのに足が…身体が動かない…
(どうしてよ…動いてよ‼追いかけなきゃダメなの‼)
その時、先を歩いていた彼が足を止め振り向いた。
『全く💨ホントに俺が居なきゃダメだな(笑)行くぞ💨』
彼は戻ってきて、私の手を引っ張り校門までかけていく。
繋いだ手が暖かい…
ただそれだけなのに…
私は涙を堪えることが出来なかった…
彼は足を止め振り向き私を抱きしめた。
心音が聞こえる…
暖かい…
『よし、行くぞ』
彼は手を繋ぎ直し、校内へ入って行った
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