日課

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修行を終えてからは幽霊とよくはなした… 迷子の幽霊を見つけたらお寺につれていってあげている。 修行してたとき、師匠はこんなことを言っていた…… 師匠 『いいか夕人。 この世には2つの霊がいる。 1つは迷子の幽霊だ。 人は死んだあと、天国へとつれていかれる… しかし悩み事とか、気になること、何かに迷ってる幽霊は天国へはいけないんだ。 この世への思いがまだ残っているからだ。 そうゆう幽霊を私は天国へとみちびきたい…… もし、迷子の幽霊がいたらここへ連れてきてくれないかい?』 夕人 『はい!わかりました!』 師匠 『いい子だ。 そして、もう一つの幽霊は…… みんなもよく聞く霊…… …守護霊だ…』 夕人 『しゅごれぇ?』 師匠 『夕人はまだ聞いたことがないか… 守護霊とは私たちのような生きてるもの… 人だけでない… 犬、鳥、木、カブトムシ、ライオン、たんぽぽ…… 生きているありとあらゆるものにとり憑く…… 自分の魂を削ってでも、とり憑いたものを守る霊のことだ……』 夕人 『いい人なんだねぇ~』 師匠 『そうだな。いい霊だな……』 夕人 『うんっ!いい霊っ!いい霊っ!!』
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