3385人が本棚に入れています
本棚に追加
不甲斐ないが、成す術なく俺は集団暴行に遭った。
痛みが和らいだ気がする。直後、意識が飛んだ。
……………
加島「おい…!おいおいオォイッ!起きろよバカ!」
夏姫「山崎クン!!山崎クン!ねぇ!目開けてよ!?」
医者「命は取り留めましたが、意識が戻る可能性は……」
加島「ゼロじゃあないんだろ!?なあ先生よぉ!!!」
医者「頭部を複数回、強打されてます…頭蓋骨が割れてないのが奇跡…ですが、脳へのダメージは深刻です。最悪の場合、意識は戻らないかも知れません…」
加島「な…!!冗談だよな?な?」
……………
起きたい…起きたいんだが、起きれない。
しかし真っ暗だな。ここはどこだ?
まさか、あれだけの事でまた死にかけてんのか俺。
嫌だ。まだまだ俺は生きるんだ。
"いつものアイツ"が居ない。
てことは、まだ生きてるって事だよな。
目を覚ましてやる。
向こうに行くのはまだ早い。
最初のコメントを投稿しよう!