BATTLE 1

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山崎「……ぐ、気持ちワリィ…!薮内、テメー……」 薮内「ストンピングゥッ!」 ズダァン! コロっと転がり、なんとか回避は出来たが… 今の音…喰らってたら、落ちてたかもな… 俺はどうにか立ち上がる。 山崎「だいぶ吐き気も治まった…試合再開と行くぜ…」 どうする…? 一撃狙いで急所を行くか…? それっきゃねーわな… 薮内「その首へし折ったるぅぅ!」 山崎「チェストォッ!」 メキュ… 薮内「ぐぼおうおぇええ!」 喉への蹴りだ。 これで沈まなきゃ、化けモンだぜコイツぁ… 薮内「ぷっ………」 ドシャアッ… 山崎「やれやれ…沈んだか…しっかし…」 加島「………ぐぅ…」 山崎「寝てやがるぜこの馬鹿は…」 俺は加島を担いで、取りあえずその場を離れた。 ………………… ?「なんだ……あんな強ェ奴がまだこの街にいたのか…」 ………………… 山崎「オラ…起きろ加島…おいっ…」 加島「…んあっ…?」 ベキ! 加島「あうっ!何すんのよ!」 山崎「ふざけろ、テメー…あんなジャンキーと戦わせやがって。」 加島「勝ったんだよな…?」 山崎「当たり前だろーが。じゃなきゃ、ぐーすか寝てらんねーぜテメーは」 加島「ワリィワリィ…」 こうして、薮内との喧嘩は幕を閉じた。 その夜、俺は風呂に入りながら思索していた。 山崎「奴と喧嘩した時に感じたあれは…"俺って…なんなんだ"…いつから喧嘩屋なんかやってんだ… くだらねー疑問だが、妙に引っ掛かる…ま、いいかぁ…」 ………その頃、町外れの公園で、薮内と謎の人物が会話をしていた。
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