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BATTLE 2
薮内との悶着から数日が経った。
その噂を聞き付けてか、周囲に血の気だった輩が自然と増える。
山崎「なんだ…ガラの悪い連中が妙に多いな…しかも、俺にガンくれてやがる…」
加島「多分アレだろーよ、薮内との…」
山崎「だからテメーの持ってくる話は嫌なんだよ…必ずどっかで別の何かが動きだすからなぁ……」
街道を二人で歩いていると、後ろから女に声を掛けられた。
?「ヨっ!またなんかやったんだ?」
山崎「ああ…?なんだ…夏姫か…?」
加島「だめだぞー夏姫!この辺はアブネーから、一人歩きはダメっつったべ?」
この女は、夏姫(なつき)。一応、加島の彼女らしい。
ま、どーでもいいかあ、んな事は…
加島「おいっ、山崎君!今、夏姫と俺が付き合ってる事をどーでもいいとか思っただろ!良くない!もっと、注目…」
山崎「あー 分かった分かった。うるせーから黙れお前。」
夏姫「クス…相変わらずの凸凹コンビ、だネ!」
山崎「こんな奴と組んだ覚えはねーなぁ。ちなみに組んでもねーからな。」
加島「つれない奴め!でもそこがかわいらしいゾっ!」
山崎「キモい、やめとけ。俺の拳が飛ぶ前にな」
夏姫「(ホント…仲いいなぁ…)あっ、ねえねえ」
山崎「んだよ…」
夏姫「突然だけどさ、グランシエルって、知ってる…?」
加島「……夏姫、奴らにはゼッテー関わんな…いいな…?」
突然加島の雰囲気が変わった。
コイツの雰囲気が変わる時は、危険度S級な奴の話が出た時、若しくは、コイツが危険度S級な目に遭いそうな時、か……?
よー 解らん。
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