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山崎「ふーん…だってさ夏姫。」
夏姫「うーん…わかった、気をつけるよ」
加島「ああ…用心して欲しい…」
山崎「マジ顔しやがって…。ま、どーでもいいけど」
加島「山崎…お前も気をつけてな…?お前みたいな奴を一番アイツラは好む」
俺みたいな奴?
どーいう奴だよ…
ま、いいかあ…
山崎「そうかい。なら俺との相性は最悪だな。」
そんな話をしながら歩いていると、不意に加島の歩みが止まる。
加島「……!山崎、夏姫…逃げるぞ…」
山崎「あ?何?どしたの?」
加島「奴らだ…」
前方をみると、それっぽい集団がたむろしている。
その集団の中に…
スタジャンを着た一人の男。
金髪で、明らかに雰囲気がソイツだけ違う。
山崎「確かに、やばそうだ…」
夏姫「行こ、二人共…早く…」
心なしか、夏姫が怯えているように見える。
微かに震えているようだ。
夏姫の手は、なぜか加島ではなく、俺の手をしっかり握っていた。
おっと、どーでもいいトコに観点がいっちまったか…
加島「……よし、いくぞ…」
俺達3人は、情けない気もするが…振り返り、元来た道を辿る事にした。
だが…
北沢「なァ、待てよ…そこの3人…」
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