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山崎「なんにせよ、俺は喧嘩を売られたっつーワケだ…買ったぜ…」
ポキポキ…
軽く骨を鳴らし、立ち上がる。
加島「お、おい!どこ行くんだよ?」
山崎「決まってんだろ。ブドウマニアんトコだッ!」
加島「(こ、こええっ!コイツがこんなやべー笑みを浮かべてるって事は…血の海だ…)」
……………
俺は自宅へ戻り、車庫を開けた。
山崎「さぁて…乗るか…今日もそのすげぇ声、聞かせてくれよぉ…?」
俺は愛車のホークに跨がり、エンジンをかけた。
空ふかしで、一気に回転を上げる。
ブォオオン!オォォン…
山崎「北沢か…待ってやがれ…」
……………
加島「いくらアイツでも無理だ…」
夏姫「ねェ!?どーすんの!?」
加島「俺も行くよ…夏姫…せめて、奴を呼んでおいてくれ……」
……………
北沢「なんだ…ブドウを使うまでもなかったなぁ…」
山崎「よォ…北沢…買ったぜ、この喧嘩」
北沢「まぁ待て。まず、コイツとやってくれや。」
山崎「あぁん?」
北沢が指さした方向から、ごつい奴が歩いてくる。
日本人じゃない…黒人か…?
黒人「北沢サン…コンナ奴、俺ダケデ十分スヨ」
北沢「まぁホルスよ…油断はすんな…一応、ここらじゃ名前売れた奴だからさあ…」
ホルス「ワカリマシタ…キナ…」
山崎「やれやれだぜ…すぐに寝るなよ…?いくぜぇッ!」
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