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加島の意志か…
山崎「お前が言うなら、止めるよ。」
氷室「加島の意志と、この喧嘩は…何か関係あんのかゴラァ…」
山崎「加島、成り上がるならとことん行け。」
氷室「待てこら…何処行くんだよ…」
山崎「加島の意志を捩曲げるつもりはねえからな。帰る。」
氷室「テメー…加島を止めるんだろ?いいのか、走っちまうぞ?"悪の華"目指してよォ…」
山崎「加島の面ァ見ろよ。これが堕ちてく面に見えるか?」
氷室「あぁ…?面だ?」
加島の表情は、何かを見据えた様な凛々しさを漂わせている。
加島「氷室さん…俺、抜けます。」
氷室「あ?」
加島「突然勝手言ってスンマセン…!」
氷室「テメーよ、背中に看板まで背負ってそりゃねーんじゃねえの?」
加島「俺が…背中に入れた暴風ってのは…いずれ、俺自身がそうなる為だったんです。」
氷室「なぁにィ?じゃあ、はなっから俺らに着いてくる気は無かったのか?」
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