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BATTLE FINAL
あれから1年が経った。
(おっと、「話が飛びすぎだ」なんて言わないでくれよ。)
加島が氷室と戦ったあの日から、1年。
山崎「ふぅー。」
夏姫「アタシにもちょうだい?」
山崎「ん?ほら、1本取ればイイ。」
煙草の箱から1本をちょんと出し、夏姫の方へ向けた。
夏姫「山崎クンが吸ってるのがいいなぁ~」
夏姫はそう言って、俺の口から煙草を取ると自分で吸い始めた。
山崎「はぁ?変な奴だな。恥ずかしい事しやがって。…それは夏姫が吸っちまいな。」
加島「見せつけてんじゃねーぞ!」
どこからか、野次が聞こえた。
山崎「うるせえな。夏姫に言え。」
今や加島は"暴風"というチームの頭になっていた。
氷室を倒し、チームを取ったのだ。
加島の野心が、そうさせたらしい。
それから加島の名は瞬く間に広まっていった。
山崎「昨日の友は、今日の敵…」
加島「ばか、逆だろ?昨日の敵は今日の友!」
山崎「違う、俺とお前の関係を言ってんだよ。俺の首も狙ってんだろ?」
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