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……
…
山崎「んっ………」
夢か。
山崎「夏姫の事も…夢なら良かったんだが…」
俺は河原で寝ていたようだ。
目を開くと、オレンジ色の空が一面に広がっていた。
夏姫「起きた?」
山崎「うおっ!」
冷たいジュースを持った夏姫が、隣に座っていた。
夏姫「突然学校抜け出してどこいったかと思ったら…寝てるんだもん。こんなとこでさ。」
山崎「なんだか居づらくてな…」
夏姫「だからそんな重く考えなくてもいいのに…アタシは山崎クンが悪いとはこれっぽっちも思ってないよ?」
山崎「そう言ってくれると…どんなに有り難いか…」
夏姫「また泣くのー?いつからそんな泣き虫なったよ?」
山崎「さぁな…涙腺がすっかり緩んじまったよ。」
夏姫「それにね、アタシは山崎クンに会う度に傷を癒して貰ってるんだよ。」
山崎「そうか…」
夏姫「ねぇ、前の山崎クンに戻ってよ…暗すぎるよ、山崎クン…」
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