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山崎「ん…?俺を手当てしてくれた先生か?」
医者「まだ起きたら駄目だ!横になりなさい!」
安静、ってか?
医者「山崎君と言ったね。気分はどうだい?」
山崎「気分…胸糞悪いが30、すっきりさっぱりが30、やる気爆発が40…ってトコだな。」
医者「よくわからんが、体調は悪くないみたいだね。」
山崎「ああ…不思議だよな。頭、結構叩かれたと思ったんだけどよォ。」
医者「ああ。その事に関しては奇跡だよ。外部の損傷もそれほど酷くはなかったし、脳も大丈夫だった。ただ、脳への"ダメージ"が…」
山崎「ま、この通り意識もある。今、見ててわかったと思うが…身体の動作は問題ない。こうやって話も出来る。神経も大丈夫だな。匂いだってわかる。痛みもわかるし。暑さも寒さも…熱も…」
医者「よかった…さ、今はゆっくり休みなさい。何日かしたら精密検査しよう。今日はもう面会も終わりに…」
山崎「待ってくれよ、もう少ししたら人が来るんだ。その人と話したら、今日はもう寝る。」
医者に許可を取り、俺は待った。
夏姫を。
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