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店員「コラ、おまえら何やってんだ!警察呼ぶから大人しくしろ!」
敵「ちっ!おい、退くぞオメーラ!」
バタバタと逃げ出す敵を見て、俺は立ち尽くしていた。
加島「お、実際呼ばねークセに雰囲気出すのうめーな。」
店員「ったく、またお前の仕業か!」
この店員は五林(ごばやし)。ゲーセン店員に似つかわしくないガタイの持ち主だ。
こうやってハッタリをかまし、その場を纏めてしまう。
とは言え、ビビらねー奴はビビらねーが。
ただ、コイツに逆らって返り討ちに合った奴を何人も知っている。
加島「山崎ィ、もうちょい早く来てくれよ…」
山崎「ふん、出向かねーよかマシだろ?」
五林クン「あのさあ、普段止めに入る俺の身にもなってくれよ。」
山崎「なら、いい加減、加島を出禁にしろよ。」
加島「オイオイ、そりゃナンセンスな意見だぜ?」
五林クン「おーっ、それもそうだな!よし、加島お前出禁ね。」
加島「そりゃねーだろ、五林ちゃん~」
山崎「はぁー…で、さっきの連中とやるの?」
加島「お、おう。なんだ、乗り気か?」
五林クン「どうでもいいけど、ここで暴れるのだけは勘弁してくれよ?」
山崎「その時は、この加島大先生をギタギタにしちゃって。俺が許すから。」加島「アホ、殺されちまうよ!」
……という訳で、さっきの連中と喧嘩する事となった。
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