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(…いい加減体起こしたい…)
悠はいまだに朔哉の腕の中である。
そんな悠の心境を知ってか知らずか、朔哉は閉じていた目を開き、視線を悠へ向けた。
「俺で4人目だろう?」
「何がだ?」
「悠のことを名前で呼ぶ者が、だ」
(……確かに)
今までの会話を思い返してみると、確かに彼は自分を名前で呼んでいた。
(? また何かモヤモヤしたモノが…)
悠は、また自分の中でモヤモヤしたモノが広がるのを感じた。
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