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『お前悠の屋敷の場所分かるのかよ?』
「…どっちだ?」
『……答えると思うか?』
「………一度地獄を拝んで見るか?」
『あっちです』
朔哉の恐ろしい笑顔に、陰夜は即座に屋敷の場所を指差した。
そして悠に憐れみのような言葉をかけて、消えた。
『優秀な式神だな』
(主を裏切ったな……)
こうして悠は、人間に化けた朔哉によって、(お姫様抱っこのまま)屋敷へと強制送還される羽目になった。
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