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硬く閉じた目をゆっくりと開く。
…中は…
｢え…！？｣
何なのここ！
部屋の真ん中に一台の机が置いてあるだけで
周りには、よくわからないモノがたくさん。
そして、机の後ろには襖(ふすま)が…。
…あの奥には何があるんだろう。
｢あの…。誰か居ませんか？｣
恐る恐る部屋の中に入る。
ｷｯ…
音…。どこから？
私は、音のする方へと向かった。
あの襖の奥からだ…！
｢あ、開けていいのかな…。｣
襖に手をかけ、深呼吸をした。
落ち着け、みちる！
大丈夫よ…もし本人が居たら、軽くあいさつして出て行けばいいんだから！
よし…！
小さくガッツポーズをして気合いを入れ…
襖を…
ｶﾞﾗｯ
｢きゃあっ！？｣
私はよろめき、尻餅をついた。
なっ…！
私まだ開けてないのに！
｢…君、誰？｣
｢へ？｣
ゆっくりと顔をあげると…。
｢あっ…！｣
そこには
噂の本人が立っていた。
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