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お昼休憩。
お昼ご飯の賄い食を見ながら、溜め息をついた。
「ふう……」
すると、横から
カップ麺を持ったユウゴさんが。
「何、溜め息ついてんの?」
モヤモヤするんです。
頭の中に浮かんだ言葉。
「……別に、なんでもないですよ」
なんとなく、口に出せなかった。
あの時、曇った顔。
まさかアヤミさんは過去、年下と付き合ったことがある?
……ナオキ¨も¨。
違う!
俺は…
絶対、あの人がすきだ。
裏切ったりしない。
心外だ。
そんな顔もみたことないような奴と、同じにされるなんて。
「……見る?アヤミ様の元ダァーリンw」
「えっ?」
いつの間にか
カップ麺に惣菜のチャーシューをのっけて、
子供のようにラーメンに夢中なユウゴさんが言った。
「……あるよ。元カレの写真(笑)」
……
…………
「みたいでしょ?」
意地悪く笑う、ユウゴさん。
「………」
好奇心には、
いつだって勝てないんだ。
「みたいっす」
ああ、
僕のハート、砕け散りませんように。
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