接触

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二人は横断歩道を渡り飲み屋がいにはいった。 その店は飲み屋がいの角あった。 スナック ラ―ク 店の前まで行くと井出がいた。 井出を見付けた高田は声をかけた。 「井出さん。何してるんですか?」 「おう、高田に香野か。無線を聞いてな、この店が次の現場になるかもしれないんだろ?たまたま近くにいたから駆け付けたのさ」 「そうだったんですか。で、様子はどうです?」 「店には鍵がかかっていて入れないな」 香野が不意に井出と高田の会話に割って入った。 「裏口はどうです?」 「裏口か。裏口はまだみてないな」 「どうやらこの細い路地から裏口に行けるみたいですよ」 「なら行ってみるか」 そう言うと三人は裏口へ続く細い路地を進んで行った。 裏口に近づいていくと人が倒れているのが見えた。 それを見た瞬間に三人は走りだしていた。 素早く倒れた人の隣にいき脈をとる井出。 「死んでる…」 井出がそうつぶやく。 被害者は中学の制服をきている。まだ13、14才の男の子だ。 長谷川は誰であろうと関係なく殺すとゆうことか。 三人は悲しむ暇もなく犯人につながる証拠を探しはじめた。 被害者は腹部を刺されての出血死。 被害者の周りは血の海になっていた。それを見た香野は口をひらいた。 「血がまだ固まっていませんね」 その言葉をきき井出が香野に話しかける。 「ってことは、まだ殺されてまもないってことか?」 「そうです」 高田と井出は周りを警戒し始めた。
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