145人が本棚に入れています
本棚に追加
二人は横断歩道を渡り飲み屋がいにはいった。
その店は飲み屋がいの角あった。
スナック ラ―ク
店の前まで行くと井出がいた。
井出を見付けた高田は声をかけた。
「井出さん。何してるんですか?」
「おう、高田に香野か。無線を聞いてな、この店が次の現場になるかもしれないんだろ?たまたま近くにいたから駆け付けたのさ」
「そうだったんですか。で、様子はどうです?」
「店には鍵がかかっていて入れないな」
香野が不意に井出と高田の会話に割って入った。
「裏口はどうです?」
「裏口か。裏口はまだみてないな」
「どうやらこの細い路地から裏口に行けるみたいですよ」
「なら行ってみるか」
そう言うと三人は裏口へ続く細い路地を進んで行った。
裏口に近づいていくと人が倒れているのが見えた。
それを見た瞬間に三人は走りだしていた。
素早く倒れた人の隣にいき脈をとる井出。
「死んでる…」
井出がそうつぶやく。
被害者は中学の制服をきている。まだ13、14才の男の子だ。
長谷川は誰であろうと関係なく殺すとゆうことか。
三人は悲しむ暇もなく犯人につながる証拠を探しはじめた。
被害者は腹部を刺されての出血死。
被害者の周りは血の海になっていた。それを見た香野は口をひらいた。
「血がまだ固まっていませんね」
その言葉をきき井出が香野に話しかける。
「ってことは、まだ殺されてまもないってことか?」
「そうです」
高田と井出は周りを警戒し始めた。
最初のコメントを投稿しよう!